[書評]私の行動を変えたドキュメンタリー「プラスチックスープの海」

2017年11月23日

 

みきすけ

こんにちは。
ゴミ出し分別はちゃんとしていると自負しています、みきすけです。

今回ご紹介するのは…
私の考えに衝撃を与え、行動までも変えさせた究極の一冊。

 

プラスチックはどこからきたのか

このドキュメンタリーの中心は、著者チャールズ・モアをキャプテンとしたアルガリータ海洋調査団です。

周りにはなにもない。陸があるわけでも人間の生活圏があるわけでもない。そんな何もないはずの太平洋のまっただ中、彼らは発見しました。

 

人里離れた海上に存在するにはあまりにも不自然な、ポップでカラフルなもの。

その正体はぷかぷかと浮かんでいるプラスチックの集団。

 

彼らは「太平洋ゴミベルト」とその一帯を名付けました。

 

アルガリータ海洋調査団の活動記録

このプラスチックスープの海は、プラスチックを追跡調査した活動記録です。

現在の私たちの生活には欠かせない物になったプラスチックが、どのように生態系に入り込み、地球環境を蝕んでいくのかを追ったドキュメンタリー。

環境に優しいを謳っているプラスチックは本当に環境に優しいのか?
エコロジービジネスの本音とは?

合成化学の発展してきた歴史をひもときながら、消費者である私たちが未来に向けてできる活動も提案しています。

 

プラスチックの数を数える―見えていなかったプラスチック

身近にありふれていて気付かないプラスチック。安価でお手軽で、おそらく呼吸するのと同じくらい、意識せずに使い捨てているプラスチックという化学工業品。

キャプテン・チャールズ・モアもそうだったように、活動することはまず、気付くことから始まります。

 

海洋生物があふれるプラスチックのない海は、私の中で今では記憶となって息づく。私はプラスチック時代が近づきつつあった時代に育ち、海洋探検家ジャック・ストーンが描きだすような荘厳な海の世界を経験した。
(P314より引用)

 

そのとき見たのは、プラスチックでできた薄いスープである。プラスチックの破片で調味し、ブイ、もつれた漁網、浮き、枠箱、その他もろもろの大きめの残骸といった「ゆで団子」があちこちに浮いているスープである。
(p19より引用)

 

柵や木の枝にかかったレジ袋、風に転がる発泡スチロールのカップ、いたるところに捨てられたタバコの吸い殻とボトルのキャップ…。非常に有害だという気はしない。だれか不注意だったなとか、いやな風だな、とか思う程度だ。
(p27より引用)

 

私もこの本を読んでプラスチックを強く意識するようになりました。

カフェでアイスコーヒーを注文すると、透明なプラスチック容器に入れてくれること。
クリーニングから返ってきた服に付いているハンガーとビニール。
そもそも着ている服もポリエステルという化学合成繊維。

気付いてしまうと目に入らないことはまず、ない。そんなレベルでプラスチックってあふれていますよね。

 

拒絶することRefuse―4つめのR

私たちにできること。リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の3つのRは有名ですが、ここでは4つめのRとしてリフューズが提案されています。

 

拒絶すること。

 

この記事では触れませんでしたが、プラスチックスープの海では「企業が目指す持続可能性」についてかなり懐疑的に書かれています。

コカ・コーラ、マクドナルド、ユニリーバ…そうそうたる企業の環境保全努力について皮肉ったっぷりに書いています。これぞアメリカン・ブラックジョーク!?

 

でも全てのプラスチックを拒絶することはさすがに不可能です。

この記事を書いているのにつかっているPCのキーボードだってプラスチックなんですから。

 

それでもプラスチックを拒絶する機会を増やすことは可能です。

 

私はマグボトルを持ち歩き、カフェでコーヒーを注文するときは必ずそれに入れてもらうようにしました。値引きしてくれるカフェも多いし、飲みきれない分でもそのまま持ち帰れるのでむしろお得です。

スーパーに行くときはエコバッグ。最近では推奨活動が活発で、スーパーごとに値引きやポイント還元してくれるところがずいぶんと増えましたね。

コンビニなどでとっさの買い物も、できるだけ袋なしで持ち帰るようにしています。

整理ボックスを購入するときも、紙製を選ぶようになりました。以前は水にも強くて丈夫、という理由でプラスチックしか選ばなかったのですが、そもそも水を使うような場所の方が限定的ですよね。

 

小さな行動ですが、こうした積み重ねが環境保全にかかわる第一歩だと信じています。

 

なんとなく停滞感を感じている人へ

私がこの本から感じたのは、行動を起こすためには「まず知ること」です。

何かしらの問題に対応しようとしても、その問題の実情がどういうものであるのか、今の自分にどのような力がありどのようなことができるのか、などを知らなければ行動を起こすこともできません。

この本は、環境問題はもちろんですが、そういったことに気付かせてくれた一冊です。

 

 

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